皆さま、こんにちは。 今回は、足を伸ばして稚内へ行ってきました。
道中、車を走らせていると、たまたま道の駅が目に入りました。 「せっかく最北端の道の駅だし、寄ってみるか」とふらりと立ち寄ることに。 ここはJR稚内駅と兼用になっていて、有名な「最北端の線路」のモニュメントがあります。施設全体が新しく非常に綺麗で、お土産をいくつか購入して先を急ぎました。


続いて向かったのは、「稚内市青少年科学館」と水族館。 数年前にも訪れたことがありますが、久しぶりに訪れると館内が綺麗にリニューアルされていて随分と印象が変わっていましたね。最新の展示や海の生き物たちとのふれあいを楽しみつつ、そのまま岬(ノシャップ岬)へ。



この日はとにかく風が強く、立っているのもやっとというほど。 吹き付ける寒風に、身体はすっかり冷え切ってしまいました。

こうなると、目的はひとつ。 冷え切った身体を温めるべく、日本最北端の温泉「稚内温泉 童夢(どうむ)」へ向かいました。 「最北端の温泉」に来た記念にと、何か温泉グッズでもあれば買いたかったのですが、残念ながら見当たらず。そこは少し心残りでした。





さて、肝心のお湯です。 ここは加水・加温であることは事前に知っていたので、正直そこまで大きな期待はしていませんでした。しかし、実際に浸かってみると……お湯の質が、想像以上に良い。 泉質は「ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉」。肌に触れると、確かな「ぬるぬる感」があります。設備の濾過能力が優れているのか、それともそこまで加水率が高くないのか定かではありませんが、良い意味で期待を裏切られました。 浴槽の数も多く、ジャグジーまで温泉を使っているのは贅沢ですね。面白かったのは「打たせ湯」。最初見た時は壊れているのかな?と思いましたが、ボタンを押すと出てくる仕組みでした。水圧も強めで良かったです。
サウナのセッティングもしっかり確認してきました。 中は広く、座面はあぐらをかけるほどのゆったりとした広さが確保されています。温度計は93度。ただ湿度はやや低めな印象で、短時間でドバッと汗をかくタイプではありません。とはいえ、そこは質の良い温泉。しっかり下茹でを組み合わせれば何とでもなります。
水風呂は体感で16度くらい。キンキンというわけではありませんが、悪くない温度感です。 そして「ととのいスペース」。露天にはベンチと椅子が3つありましたが、この日は例の強風で椅子が見事に倒れていました(笑)。しかし、内湯にも座って休めるスペースが数多く設けられており、導線としては文句なしです。
ここで少し、私の勝手な考察を。 これだけ良いお湯なのに、なぜ「掛け流し」にこだわらないのか。もしかすると、あえてここは「最北端の温泉」というシンプルな称号に留め、他の温泉に称号を譲っているのではないか。 事実、一部掛け流しを含めた「源泉掛け流し最北端」はフェリーで渡った先の礼文島(うすゆきの湯)にあり、加温すらしない「完全源泉掛け流し最北端」は少し南に下った豊富温泉にあるのです。 「最北端の温泉」「掛け流し最北端」「完全源泉掛け流し最北端」。過酷な北の大地で、それぞれがうまく称号を分け合って共存している……。そんな、最北の地ならではのパワーバランスに思いを馳せながら、長湯を楽しませてもらいました。
個人的な評価としては以下の通り。
- 温泉:4
- サウナ:3
- 水風呂:3.5
- ととのいスペース:4
ちなみに、浴室の備え付けは「リンスインシャンプー」のみで、脱衣所に綿棒もありませんでした。アメニティにこだわりがある方は持参をおすすめします。


温泉でしっかりと温まり、夕食のお店へと車を走らせていると……なんと、道端でエゾシカのまとまった群れに遭遇しました。 北海道をあちこちドライブしていても、これほどの数に一度に出くわすことはなかなかありません。稚内はやはり鹿が多いのでしょうか。思わぬ北国らしい光景に驚きつつ、目的のお店へ。
そして到着したのが、「はるき茶屋」さん。 壁一面に著名人のサインが飾られた店内で、名物の「しじみラーメン」をいただきました。


これが、本当に絶品でして。 大袈裟ではなく、私が今まで食べたしじみラーメンの中で「一番美味しいかも」と思えるほどの味わいでした。五臓六腑に染み渡るしじみの深い出汁が、温泉上がりの身体をさらに優しく癒やしてくれます。



ちなみに、メニュー表を見て思わずクスッとしてしまったのがこちら。「HFC(はるき茶屋フライドチキン)」。どこかで見たことのあるようなおじさんのロゴデザイン……こういう遊び心、嫌いじゃありません。
厳しい寒風も、極上の湯と最高のしじみラーメン、そして北国らしい動物たちとの遭遇があればこそ。 今回も充実した良い旅、良いお湯でした。
それでは、また。
