製造業の現場でも「AI」や「DX」という言葉を耳にすることが本当に多くなりました。しかし、私たちのような中小企業や町工場において、実際にどう役立つのか、今ひとつピンとこないという方も多いのではないでしょうか。
実は私もその一人でした。個人的に「Gemini」を少し触ってみる程度で、高度なツールは未経験のままです。そんな中、先日「札幌鉄工関連協同組合」様が主催する2回目の生成AIセミナーに参加してまいりました。
今回は、私たちがセミナーで体験した驚きや、ちょっと笑える失敗談、そして少しずつ進めている社内のデジタル化について、飾らないリアルな体験談をお話しできればと思います。AI導入に悩む同業の方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

セミナーでの気づき:「見えないコスト」と身近なAI
株式会社ファルムコンサルティング様が開催された今回の研修 でハッとさせられたのは、日常業務に潜む「見えないコスト」のお話です 。+2
例えば、会議の議事録作成に1時間かかったり、過去の資料探しに30分かかったり 。これらが積み重なると、会社にとって大きな損失になっているという指摘には、経営者として非常に耳が痛い思いでした 。
また、驚いたのは「Google Workspaceを導入していれば、追加契約なしで強力なAI機能がすでに組み込まれている」という事実です 。専用のAIアシスタントを作れる「Gem」や 、複数の社内資料を横断して検索・要約できる「NotebookLM」など 、身近なツールにこれほどの可能性があるとは知りませんでした。

さっそく実践!NotebookLMで過去資料から会社説明を作ってみて
セミナーですっかり感銘を受けた私は、会社に戻ってからさっそく見よう見まねで手を動かしてみました。これまで自社で使っていた既存の会社案内などの資料を添付して、「NotebookLM」に読み込ませてみたのです。
NotebookLMには、資料の内容をAIが音声で解説してくれたり、資料からスライドを自動生成してくれたりする機能があります 。専門的な編集知識がなくても、あっという間に「会社説明の音声・動画(スライド)」のベースが出来上がってしまったのには、「こんなに簡単に形になる時代が来ているのか」と素直に感動を覚えました。
完璧ではないAIの「リアル」な失敗談
ただ、AIも最初から完璧というわけではありませんでした。
出来上がった動画をよく見てみると、背景のイラストに中国語のような謎の文字が混ざっていたり、弊社の「遠藤木型(えんどうきがた)」という社名を、AIが「えんどうもくがた」と堂々と読み間違えたりする一幕も(笑)。
こういったクスッと笑える間違いを目の当たりにして、「まだまだ人間の手直しや確認が必要なのだな」と、少し安心したところもあります。同時に、悪意を持って使えば昨今話題のフェイク動画なども簡単に作れてしまうのだろうと、使い手のリテラシーの重要性も痛感しました。

私たちの中小企業(製造業)におけるAI導入の第一歩と現場の変化
合言葉は「小さく始める」。まずはGoogle Workspaceの導入から
セミナーで教わった成功の鍵は、「いきなり全社展開するのではなく、まずは1つの業務から小さく始める」ということでした 。+1
そこで私たちも焦らず、自分たちの身の丈にあったペースで進めることにしました。まずは会社として本格的に「Google Workspace」を導入し、私と、一緒にセミナーへ行った従業員とで使い慣れるところから始めています。効果を実感できたら、少しずつ他の従業員にも横展開していけたらと考えております 。
「ズメーン」の導入やMastercamへのAI搭載。働き方も変わるかもしれない
事務作業だけでなく、製造現場のデジタル化も少しずつ進めています。最近では、図面管理ソフト「ズメーン」を導入し、あの図面どこだっけ?と探す手間を減らす取り組みなどを始めました。
また、私たちが普段使っているCAD/CAMソフト「Mastercam」などにも、今後AIが搭載されていく流れがあるようです。これにより、図面の読み込みやプログラム作成の時間が短縮されれば、職人の働き方も間違いなく変わっていくでしょう。現場の風景が少しずつ変化していくのを、肌で感じています。
AIには難しい「図面の行間を読む」モノづくりで、お役に立てるかもしれません
AIの凄さや、新しいソフトの便利さを実感する日々ですが、だからこそ再確認できたこともあります。それは、「お客様が本当に求めているニュアンス」や「図面には書ききれない現場の意図」を汲み取るのは、やはりまだ人間の対話が必要だということです。
私たち遠藤木型は、長年モノづくりの現場で培ってきた経験から、お客様の言葉の端々から「本当に作りたいもの」や「図面には書かれていない本当の目的」を汲み取る、泥臭いコミュニケーションを大切にしております。
最新のAIのように、一瞬で完璧な答えは出せないかもしれません。しかし、「ここはこういう用途なら、少しRをつけた方がいいかもしれません」など、一緒に知恵を絞り、最適な形を見つけるお手伝いならできるかもしれません。
まとめ
私自身、AIも新しいソフトもまだまだ使いこなせていない、発展途上の段階です。
もし同業の方やお客様とどこかでお会いする機会がありましたら、「うちの会社ではこんな風にAIを使っているよ」など、ぜひ色々教えていただけますと幸いです。
最新技術の波に少しずつ乗りながらも、目の前のお客様とモノづくりには、これからも変わらず誠実に向き合ってまいります。
ブログの文章は私が大体考えてGeminiに修正してもらいました!
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