こんにちは、株式会社遠藤木型です。
弊社は普段、鋳造用木型の製作や、建築用の特殊な下地材製作など、いわゆる**「多品種少量生産」**を得意としている会社です。職人が一つ一つ図面を見ながら手作業で仕上げる、そんな「一点もの」の世界です。
しかし、弊社には**NCルーター(自動加工機)**の設備もございます。 そのため、実は「同じものをたくさん作る」という加工も、条件さえ合えば非常に得意としています。
本日は、お客様にとって**「一番メリットが出る(=安く、早くできる)依頼の仕方」**について、包み隠さず正直にお話ししたいと思います。

■ 正直なお話1:直線カットなら他社様がおすすめです
まず、あえて苦手な分野からお伝えします。 もしお客様が求めているのが「単純な直線の板」や「直角のカット」のみで、かつ「大量」にある場合。
これは正直に申し上げますと、弊社よりも大規模な製材所様や、量産専門の加工工場様にご依頼された方が、コストも安く納期も早いです。そういった工場は、直線を切ることに特化した専用のラインを持っていらっしゃるからです。
■ 正直なお話2:「R形状」「複雑な形」なら弊社にお任せください!
では、どんな時に遠藤木型を選ぶべきなのか。 それは、**「R(カーブ)がついている」「くし形に切り抜く必要がある」**といった、少し複雑な形状の場合です。
直線専用の機械では、こういった曲線加工はできません。 手作業でやろうとすると、墨付けをして、バンドソーで切って、ヤスリをかけて…と膨大な時間がかかってしまいます。
ここで弊社のNC加工機が本領を発揮します。 プログラム通りに刃物が動くため、複雑なR形状や切り抜き加工であっても、正確かつスピーディーに量産することが可能です。
「他社に断られた」「手加工では高すぎた」という形状こそ、ぜひ弊社にご相談いただきたい案件です。

■ 正直なお話3:「数百個」が一番の得意分野です
次に「数量」についてです。 弊社は町工場ですので、大手メーカー様のように「数万個、数十万個」というオーダーには対応しきれない(納期がかかりすぎてしまう)場合がございます。
逆に、弊社が最も得意とするのは**「数百個(100〜500個程度)」**という規模感です。
- 数個〜数十個: 手加工か、NC加工か悩むラインですが対応可能です。
- 数百個: 大歓迎です。 NC加工のメリットが最大化します。
- 数千・数万個: キャパシティオーバーの可能性が高いため、要相談となります。
この「数百個」というロットは、手で作るには多すぎるけれど、大手工場を動かすには少なすぎる…という、現場監督様が一番困りやすい数量ではないでしょうか。その隙間、遠藤木型が埋めます。

■ コストダウンの秘訣:「欠けても良いから安くして!」
最後に、お見積もりを安くする「裏技」をお伝えします。
NC加工機は、加工スピードを上げれば上げるほど生産性が上がり、コストは下がります。しかし、スピードを上げすぎると木材の切り口に「バリ(欠け)」が出やすくなります。
家具や化粧材であれば「欠け」は厳禁ですが、コンクリート型枠や下地材として使う場合、「埋まってしまうから、切り口が多少欠けていても問題ない」というケースも多いのではないでしょうか?
そんな時は、お見積もりの際にぜひこう言ってください。 「欠けても良いから、その分安く加工して!」
この一言をいただければ、弊社も思い切って加工速度を上げることができ、結果として単価をお安く提供できます。もちろん、「ここは綺麗に」「ここは荒くてもOK」といった使い分けも可能です。

■ まとめ:CAD/CAMデータ費について
NC加工を行うには、最初に「CADデータ」や「CAM(加工パス)データ」を作成する初期費用がかかります。 そのため、1個だけ作ると割高になってしまいますが、これが数百個あれば、1枚あたりのデータ費負担は微々たるものになります。
**「R形状などの少し複雑な加工」**で、 **「数百個くらい必要」**で、 「用途に合わせてコストを調整したい」。
そんな案件がございましたら、ぜひ遠藤木型までお問い合わせください。 北海道・札幌の「ちょうどいい」加工屋として、皆様の現場をサポートいたします。

