• 小樽雪あかりの路2026|幻想的な灯りを支える「木型」の技術と現地の様子

    2月7日(土)から始まった、北海道の冬の風物詩**「小樽雪あかりの路」**。 開催初日の夜、私も早速現地の様子を見に行ってきました。

    当日は非常に寒かったですが、その凛とした空気の中で揺れるワックスボールの灯りは、言葉にできないほど綺麗でした。 メインの小樽運河会場などは多くの観光客で賑わっており、海外からのお客様も戻ってきている印象を受けました。

    実は今回、弊社(株式会社遠藤木型)は、このイベントで使われる**「ワックスボール」の木型製作**のご依頼をいただき、製作いたしました。

    水風船から、木型への挑戦

    ご依頼主は、小樽雪あかりの路実行委員会様です。 通常、ワックスボールは水風船をロウに浸して作るのが一般的だそうですが、今回は「木型を使って製作してみたい」という新たな試みのご相談でした。

    「こだわり」を実現する分割構造

    製作にあたって一番の課題は、その形状でした。 ご希望されたのは、美しい**「楕円形状」**。

    私たち木型のプロから見ると、この形状は単純な上下の割型(2分割)では製品が引っかかってしまい、型から抜くことができません。 私からは「もう少し抜きやすい形状にしてはどうか」と、作りやすさを優先したご提案もさせていただきましたが、実行委員会様からは**「この楕円のフォルムにこだわりたい」**という熱い想いを伺いました。

    そこまでこだわられるなら、技術で応えるしかありません。 単純には抜けない形状を可能にするため、型を複雑に分割する特殊な構造で設計し、ご希望通りの木型を納品させていただきました。

    雪あかりの中に探して

    そんな経緯もあり、初日は「自分たちの型で作られたワックスボール」を探しに会場へ足を運びました。

    たくさんの美しい灯りを一つひとつ覗き込んでみましたが…… 正直なところ、「これかな?いや、違うかな?」と、はっきり特定することはできませんでした(笑)。

    初めての木型製作ということもあり、現場での試行錯誤があったのかもしれません。 もし会場のどこかで、少し変わった美しい楕円形のワックスボールが灯っていたとしたら……それは遠藤木型の技術がこっそりと支えているものかもしれません。

    グルメや遊びも充実していました

    散策の途中、近くで開催されていた**「鍋湾(なべわん)グランプリ」にも立ち寄りました。 私はそこで「もつ鍋」**をいただきましたが、冷えた体に染み渡る美味しさでした!

    会場にはチューブ滑り台なども設置されており、お子様連れのご家族でも歓声を上げて楽しめるエリアがありました。幻想的な景色を見るだけでなく、食や遊びも満喫できるのが嬉しいですね。

    どれが自社の型かわからなかったとしても、こうして多くの人が感動し、笑顔になれるイベントの一部に技術で貢献できたことは、ものづくり企業として大きな誇りです。

    小樽雪あかりの路は2月14日(土)まで開催されています。 防寒対策をしっかりして、ぜひ皆さんも足を運んでみてください。

    小樽雪あかりの路 – 雪に灯す、静夜の揺らめきに想い耽る

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