• 世界で2つだけの奇跡。二股ラジウム温泉での「深い」体験と、招かれざる客

    【札幌から2時間半の秘境】肌が生まれ変わる「奇跡の湯」と、野生動物の憂鬱

    究極の選択:夏の「カメムシ」か、冬の「雪道」か

    私が年に数回、必ず訪れるお気に入りの場所があります。長万部の山奥にひっそりと佇む**「二股ラジウム温泉」**です。

    札幌から車で約2時間半。 この温泉へ行くには、一つの「覚悟」が必要です。 夏場は運転こそ楽ですが、山奥ゆえにカメムシなどの虫が大量発生し、露天風呂でゆっくりできないこともあります。 逆に冬場は、虫もいなくて雪見風呂が最高なのですが、道中が非常に危険です。車がすれ違うのも難しい細い山道を登らなければなりません。

    私は「虫との戦い」よりも「雪道との戦い」を選び、運転に細心の注意を払って冬に訪れています。それだけのリスクを冒してでも行く価値が、ここにはあります。

    世界でここだけの「景色」と「泉質」

    施設は正直なところ、かなり年季が入っています(古めです)。しかし、それがここの「本物感」を醸し出しています。

    ここの最大の特徴は、温泉沈着物(湯の華)で作られた巨大なドーム。これほどの規模で石灰華ドームが形成されているのは、アメリカのイエローストーン国立公園と、ここ二股ラジウム温泉の2箇所だけと言われる、世界的に見ても極めて希少な温泉です。 目に見えるその圧倒的な湯の華の量を見ると、「本当にここは温泉なんだな」と身体の芯から実感できます。

    二股ラジウム温泉のすごいところ

    • 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
      • 塩分で体を芯から温め(熱の湯)、カルシウムで肌をコーティング(美肌)します。
    • 特徴1:世界に2つだけの「景色」
      • 温泉の成分が固まってできた巨大なドーム(石灰華)は、アメリカのイエローストーン国立公園とここだけの世界的希少なものです。
    • 特徴2:驚異の「湯の華」
      • 主成分は炭酸カルシウム(石灰)が95%以上。これがお湯に溶け出し、肌をプリプリにします。
    • 特徴3:ラジウムの「自然治癒力」
      • 微量のラジウムが含まれており、細胞を刺激して免疫力を高める効果(ホルミシス効果)が期待されています。

    3時間浸かる「湯治」の流儀

    ここは観光地というより、体を治すための「湯治場」です。 館内には混浴の大浴場やプールがありますが、一般的な温泉とは少し勝手が違います。

    • 温度: 内湯(混浴)は4つあり、温度は30度〜39度ほど。かなりぬるめですが、これは成分をじっくり浸透させるための適温です。私も今回は3時間近く浸かっていました。
    • 深さ: 120cmもの深さがある浴槽が2ヶ所あります。内湯・露天風呂の他にプールもあります。今回は子供と一緒に浸かり、ちょっとした泳ぎの指導もしていました。
    • 露天風呂: 4つありますが、冬場は2つが冷たすぎて入れないため、実質楽しめるのは2つです。野趣あふれる雰囲気がたまりません。
    • ルール: 混浴施設内ではシャンプーや石鹸の使用は禁止。「温泉の成分(効果)がなくなるから」という徹底ぶりです。

    子供の肌が「プリプリ」に変わる理由

    今回驚いたのは、一緒に入った子供の肌の変化です。 湯上がりには、文字通り**「プリプリ」**とした弾力のある肌になっていました。

    成分表を見ると、ここは炭酸カルシウムを多量に含んでいます。これが肌の表面に膜を作り、保湿・保温効果を高めてくれているのでしょう。 理屈だけでなく、子供の正直な肌の反応が、このお湯の凄さを証明しています。

    招かれざる客との遭遇

    心身ともに癒やされた帰り際、ちょっとした事件(?)がありました。 いつもならキタキツネが見送ってくれるのですが、子供が「キツネいないね…あ、いた!?」と指差した先にいたのは、アライグマでした。

    以前、洞爺湖でカヌー製作をした際にも現地の方から聞きましたが、北海道ではアライグマが急増しています。 愛らしい見た目をして近寄ってきますが、彼らは「特定外来生物」。生態系を脅かす存在です。

    子供の肌を健やかにしてくれる自然の恵みと、人間が持ち込み崩れてしまった生態系の現実。 複雑な思いと共に、自然との共生について深く考えさせられる帰路となりました。

    本物の温泉を求めている方は、ぜひ一度(運転に気をつけて)訪れてみてください。

    株式会社遠藤木型 (@user6107760387500) | TikTok←アライグマ動画

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