キーエンス ワイドエリア3次元測定器

出張3Dスキャン


定盤に乗らない大型木型や鋳物、設備をまるごと3Dスキャン。マーカーシール不要の最新トラッカー式3Dスキャナ(キーエンス機)を使用し、出張での現場スキャンにも対応。黒色・光沢面・複雑形状もそのままデータ化。リバースエンジニアリングから実際の木型加工まで一貫対応します。


サイズ制限なし。超大型部品も現場でそのまま丸ごと3Dスキャン。
木型製作のノウハウ × 最新スキャン技術で、現物を確かな「データ」と「形」へ。

定盤に乗らない大型鋳物から、図面のない古い金型、さらには歴史的建築物のデジタル保存まで。
「スキャンして終わり」ではない、木型屋ならではの加工一貫対応ソリューション。

■ 遠藤木型の3Dスキャン「4つの強み」

他社で断られた案件や、安価なスキャナでうまくデータ化できなかった製品もご相談ください。遠藤木型ならではの圧倒的な設備力と技術力で解決します。

1. 【シール・スプレー不要】対象物を一切汚さずそのままスキャン

一般的な3Dスキャナで平らな面や大型部品をスキャンする際は、大量の目印(マーカーシール)を貼る必要があります。当社のスキャナはカメラが自動追尾する「トラッカー式」のため、シールは一切不要です。
さらに、黒色面や金属の光沢面もそのままスキャンできるため、反射防止の白スプレーを吹く手間もかかりません。お客様の大切な製品や文化財を汚すことなくデータ化します。

2. 【非接触・接触の二刀流】複雑な形状から深い死角まで完璧にデータ化

当社の最新機は「非接触レーザスキャン」と「接触プローブ」の2つの機能を備えています。
複雑な彫刻や自由曲面、文化財などは「非接触スキャン」で対象物を傷つけずに高速データ化。光が届かない深い穴の奥や、精密な寸法測定が必要な箇所は「接触プローブ」でピンポイントに取得し、死角ゼロの高精度スキャンを実現します。

3. データの「つなぎ合わせ」で、数m〜数十mの超大型製品に対応

1回のセッティングでスキャンできる範囲は最大10m(カメラ本体より半径5m)ですが、機器を移動させてデータを高精度に「つなぎ合わせる(連結スキャン)」ことが可能です。これにより、大型の木型やプラント設備、巨大な建築物全体まで、サイズに縛られることなく丸ごと3Dデータ化が可能です。

4. 「スキャン」から「実際の加工」まで一貫対応

当社は単なるスキャン代行業者ではありません。スキャンしたデータを元に、実際に木材やケミカルウッドを削り、形を作る「製造のプロ」です。リバースエンジニアリングしたデータを使って実物を製作するまで、ワンストップで対応可能です。

■ 3Dスキャナ(100万円クラス)との圧倒的な違い

項目一般的なスキャナ当社の最新スキャナ(WMシリーズ)
得意なサイズ小物(数十cm程度まで)大型(数m〜つなぎ合わせで制限なし)
大型スキャン時の精度範囲が広がるほど誤差が蓄積し歪む広範囲でも誤差の蓄積がなく高精度
黒色・光沢面のスキャン不可(白スプレーの塗布が必須)スプレー不要。そのままスキャン可能
深い穴・死角光が届かない場所はスキャン不可接触プローブでピンポイント取得
事前準備対象物に大量の目印シールを貼付シール不要。対象物を一切汚しません

■ 3Dスキャンデータの主な活用事例・サービス

  • リバースエンジニアリング(現物から図面化)
    図面が消失した古い金型や部品、職人が手加工で作ったマスターモデルを高精度にスキャンし、最新の3D-CADデータとして復元します。
  • 製造現場の品質保証・寸法検査(カラーマップ評価)
    試作品や完成した大型木型をスキャンし、元の3Dデータ通りに仕上がっているかを厳密に検査。製品全体の歪みやズレをカラーマップ等で視覚的に評価します。
  • 歴史的建造物・建築物のデジタルアーカイブ
    「建物を解体する前に記録を残したい」というご要望に対応。柱の配置や複雑な装飾、構造体の歪みまで精密にスキャンし、図面のない構造物をデジタル保存します。
  • 造形物のスキャンから追加加工
    彫刻やオブジェ、自動車部品などの形状をスキャンしてデータ化し、そのデータを元に当社で実際の素材(木材等)を加工・造形するところまで一貫してお引き受けします。

■ 2つのご依頼スタイル(※全国出張対応)

お客様の状況に合わせて最適なスキャン方法をお選びいただけます。

1. 出張・現場スキャン(推奨)

当社の技術者がスキャナを持参し、お客様の工場や屋外の現場へ直接お伺いして作業します。温度補正機能を搭載しているため、空調管理されていない普段の作業現場のままでも高精度なスキャンが可能です。

(こんな方に:定盤に乗らない大型鋳物、生産ラインから外せない設備、機密情報を含み社外へ持ち出せない製品など)

2. お預かりスキャン(配送・お持ち込み)

対象物を弊社(遠藤木型)へお送りいただき、社内でスキャン・データ化を行います。

(こんな方に:輸送可能なサイズの部品、遠方のお客様など)

■ 納品データ・ファイル形式

【標準納品】ポリゴンデータ(STL形式 など)
スキャンした形状をそのまま忠実に再現したデータです。3Dプリンターでの造形出力や、形状のデジタル保存に最適です。

【オプション】CADデータ化(サーフェス/ソリッドデータ:IGES, STEP 等)
スキャンしたポリゴンデータを元に、CADソフトで編集・加工できるように面や立体を張り直す処理を行います。(※対象物の複雑さやサイズにより作業時間・費用が異なります。事前にお打ち合わせの上ご提案します)

■ 保有設備・仕様

  • メーカー・機種:キーエンス製 トラッカー式 3Dスキャナ/三次元測定機「WMシリーズ(5mタイプ)」
  • 測定範囲:最大10m(カメラ本体より半径5m) ※連結測定により制限なく大型対象物に対応可能
  • 特長:非接触レーザスキャンプローブ搭載、接触プローブ搭載、マーカーレス追尾(トラッカー式)、完全ワイヤレス、環境診断・温度補正機能

※あらかじめご了承ください(スキャンが難しい条件)

当社の機材でも、以下の条件は原理上スキャンが困難、または工夫が必要となります。

  • 透明な物(ガラス、クリア樹脂など):表面に拭き取れる「つや消し白スプレー」を薄く塗布しても問題ない品物であればスキャン可能です。
  • パイプの奥深い内側など、極端に狭い隙間:プローブが完全に隠れ「カメラから見えなくなる死角」はスキャンできません。
  • 極端に柔らかく、触れると変形してしまう物:接触プローブによる寸法出しが必要な場合、正確な数値取得が困難な場合があります。

■ ご依頼から納品までの流れ

  1. お問い合わせ・お見積り
    お問い合わせフォームより、「対象物のサイズ」「目的」「ご希望の納品データ形式」をお知らせください。スマホ等で撮影した現物写真を添付いただくとスムーズです。
  2. お打ち合わせ
    必要な精度や出張の有無を確認し、お見積りとスケジュールをご提示します。
  3. 出張スキャン または 品物の発送
    ご指定の日時に技術者が現場へ伺うか、品物を弊社宛てにお送りいただきます。
  4. スキャン・データ処理
    現物をスキャンし、用途に応じたデータ処理(CAD化や検査レポート作成など)を行います。
  5. 納品・ご返却
    ご希望のファイル形式でデータを納品いたします。お預かりした品物は厳重に梱包してご返却します。

■ ご依頼前に必ずご確認ください(測定・スキャンが困難な条件)

遠藤木型では誠実なサービス提供のため、現在の設備では対応が難しい条件についても事前にお伝えしております。以下のケースに該当する場合は、事前にお打ち合わせにて工夫や対策をご提案させていただきます。

1. カメラからの「死角」になる部分

当社のシステムは、三脚に立てたカメラ(トラッカー)が手元のスキャナを常に認識して測定します。そのため、「カメラからスキャナが完全に見えなくなる場所」は測定ができません。
(例:複雑に入り組んだ構造の内部、パイプの奥深い内壁、細い隙間の奥など)

2. 物理的に測定器(プローブ)が入らない隙間

接触プローブで測定する場合、プローブ先端(ボール部分)が物理的に届かない狭い箇所は測定できません。また、非接触スキャンでもレーザーが反射してカメラに戻ってこないほど狭く深い溝などは、データが欠損する場合があります。

3. 透明な物・鏡面仕上げの物

ガラス、クリア樹脂、鏡などはレーザーが透過・乱反射するため、そのままではスキャンできません。
【対策】:表面に拭き取り可能な「つや消し白スプレー」を塗布しても問題ない品物であれば、通常通り測定可能です。

4. 極端に柔らかく、触れると変形する物

スポンジ、薄いゴム、液体など、接触プローブを当てた際に形が変わってしまう対象物は、正確な寸法を取得できない場合があります。非接触スキャンであれば対応可能なケースも多いため、一度ご相談ください。

「これは測れるかな?」と迷われる形状でも、角度を変えたり、データを繋ぎ合わせる工夫で解決できる場合があります。
まずはスマホで撮った写真をお送りください!